宗家 神﨑流 家元 神﨑美乃
■日本舞踊協会役員等
■世田谷舞踊連盟理事
プロフィール
6才で花柳流に入門。
芸事の好きな両親の許で長唄等、稽古事を修得するが、戦時下で中断。
結婚・育児を経て舞踊への探究心やみ難く恩師の縁故につながる神﨑ひでに入門。
一筋に舞の勉強に励む。
昭和52年、独立を認められ、54年披露。
各種舞踊会や自身の主催する発表会等を毎年開催、活発な活動を続ける。
昭和60年、恩師 神﨑ひで死去に伴い、その遺言を守り、初代から続いた振りの正しい伝承者として日本舞踊協会の承認を得、宗家神﨑流として恩師ひでの遺託を継承する。

神﨑美乃作舞抄
- ・昭和57年10月 虫の音(国立小劇場)
- ・昭和59年10月 祇王祇女(国立小劇場)
- ・昭和62年6月 横笛(国立小劇場)
- ・平成3年6月 三つ山(国立小劇場)
- ・平成4年4月 竹生島(梅若能舞台)
- ・平成5年4月 建礼門院(国立小劇場)
- ・平成8年3月 砧(国立小劇場)
- ・平成9年3月 石橋(国立小劇場)
- ・平成27年11月 白露(国立小劇場)
海外公演
海外公演は、早くから積極的に取り組み、多くの公演を行う。
平成12年8月、韓国国際フェスティバルにて、神﨑美帆(当時小学3年生)が「胡蝶の舞」を、神﨑美乃が地唄舞「雪」を披露。
同年9月、中国北京で国立の舞踊学校の創立50周年記念式典に於いて目代先生が常磐津「山姥」、神﨑美乃が地唄「雪」を発表。
平成14年、10月にスイス・フランスで行われた国際交流基金の助成公演をはじめとして、ルクセンブルグ、オーストリア、ドイツなどで、地方・裏方を同伴しての公演。
現地の人達から、日本の本式の地唄舞をはじめて観ることができたと好評を得る。
また、現地での反応が領事館を通して外務省に伝わる
平成15年12月、永年にわたる地唄舞の舞い手としての活動が日本の芸術文化の振興に貢献したとして、“文化庁長官表彰”を受賞。
平成16年、日独友好150周年記念事業に参加。
ドイツで盛大な舞踊会を開催し、その足でフランス国立劇場に於いても開会等の成果を上げる。
常に、地方として人間国宝の富山清琴師にご同行いただき、スロベニア リュブリャナのすばらしい劇場で、満員盛況の中、日本の伝統舞踊の披露を果たす。
欧州、特にフランスは、日本の茶道や能等に趣味を持つ方々も多く、観客の関心の深さも並々でないので、海外公演のやりがいを感じております。
昨今は予算の制約が厳しいとのことで海外公演も難しくなってきております。
厳島神社神前奉納舞踊
平成20年秋、平成23年春に二回公演